PLANT

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はな や き の しゃしん

Sakura to Nanohana

いろいろあるけどそれでも春はちゃんとやって来るのだ。それはもうあたりまえのことなんだけどそのあたりまえがあたりまえでなくなることだってある。桜をみることができる。菜の花をみることができる。あたりまえがあたりまえであることは素晴らしいのだ。

happa

その葉っぱは遊歩道の真ん中に浮かんでいた。落ちていくわけでもなく、舞い上がるわけでもなく、ただただそこに止まっていた。まるで時間が止まって、あらゆるものが動くことを諦めてそこに佇んでいるかのように。でも時間は止まっていないし、実際にボクは動けている。

botankusagi to nagasakiageha

自転車でいつも通る遊歩道に毎年咲いている花がある。多分ボタンクサギだろう。中国中南部原産クマツヅラ科の落葉低木で、半球状の花をボタンに見立て葉に臭気があることからボタンクサギ。アゲハチョウが好んでよく飛来する花で、この時もナガサキアゲハが。

happa

それにしても夏は緑色をしていた葉っぱが、秋になるといろいろな色に変化するのはどうしてなんだろう?そういうものだ、で済ましてしまうには勿体ない不思議だ。葉っぱが緑色なのは、葉っぱの中に葉緑素と呼ばれる緑色のつぶがたくさん含まれているからなのだ。

susuki?ogi?

多分この写真に写っているいるはススキではなくてオギなんだろうな。ススキは乾燥した場所に生えるから、沼沿いのこれはきっとオギに違いないだろう。まあススキであろうがオギであろうがどちらにしてもその姿を見れば秋の到来を感じることに変わりないけど。

kinmokusei

夏が終わり彼岸花が咲き終わる少し涼しくなってきた頃に金木犀の香りは突然やって来る。中国では月には金木犀のような香り良き巨木があり、その花が一斉に開花するから秋の月は金色に輝くと信じられていた。日本では和歌や文学に『月の桂』がよく出てくる。

higanbana

彼岸花の学名は『Lycoris radiata』。ギリシャ神話の女神・海の精ネレイドの1人『Lycorias(リュコーリアス)』 から、種小名 『radiata (ラジアータ)』は『放射状』の意味。青い空の下、咲き始めた彼岸花は存在感がある。

hachisu

蓮という名称は花托が蜂の巣のように見えるので『はちす』と呼ばれていたことに由来するらしい。確かにハチの巣っぽいと言われればそうかも。万葉集の中では4首で詠まれていていずれも『はちす』と読まれている。ただどれも蓮の花のことはうたってないない。

sunflower

ひまわりというと団体さんで咲いているイメージ。同じ方向を向いてたくさんのヒマワリが咲いているももちろん良いけどこういうひとり佇むかのような向日葵も悪くない。団体さんは仲間内でワイワイ。それが群れから離れるとまるでこちらに話し掛けてくるみたいだ。

lotus flower for asuka

もうかれこれどれくらいになるんだろう?随分と長いことブログを通じて本当にたま~に繋がっているあすてかさんから久々にコメントがきていたので蓮の花の画像を。毎年夏になると自転車で何度も見に行く恒例の蓮の花。藕糸蓮(ぐうしれん)という種類のもの。
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