クルクルと回っている姿を見て風を感じてみたり、銀の筒を通して風の音を聴いてみたりしてみる。
そんなことをしなくても風の歌は聴こえてくるけれど、そうすることで普段は聴こえない風の歌を聴くことができるかもしれない。
そんな歌に耳を澄ませながら青い空を眺めていると、普段は見えていないものが見えてくるかもしれない。
例えば、こんな光景だ。
どうしてこんな風の強い日に飛んでみたくなったのかわからない。
―ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け
風は羽根をうまく扱えない女の子を翻弄して遊んでいた。
女の子は水面近くまできりきり舞いしながら急降下するかと思えば、
一気に100メートルも上昇した。
お兄ちゃん、お兄ちゃん。
乱気流に巻き込まれた女の子の片一方の羽根が根元から千切れて飛んだ。
女の子はずっと下流の方へ落ちていった…。
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