kazamidori

ペドロの逸話

ペドロがキリストの関係者なのか?と訊ねられた際に知らないと3度答えた時、ちょうどニワトリが鳴いた。
その鳴き声を聞いて、ペドロは最後の晩餐でキリストから自分がキリストを否定する様子を予言されたことを思い出す。

自分の行いを恥じたペトロは目覚め、キリストの弟子であり続けることを誓い、キリスト教布教の為の活動を続けることになる。
そして、ペトロを目覚めさせキリスト教の発展に貢献したニワトリは、悪魔や邪念を払う存在とされるようになる。

風見鶏はそんな逸話から生まれたという説もあるがこういった話に正解はない。
ただ少なくともローマ教皇のニコラウス1世が教会に風見鶏をつけることを法令で決め普及していったというのは事実らしい。

日和見主義的意味合い

日本では風見鶏というと日和見主義的なネガティブな意味合いで使われることが多い。
けれど、それはある政治家のせいでそうなってしまっただけのことだ。

元々は風に向かって雄々しく立つというポジティブな意味があったはずだ。
その言葉の意味合いを変えてしまうのだから、ある意味さすが政治家なのだ。

風見鶏にとってはとても迷惑な話に違いない。
それでも風見鶏は風を受けて風上を向いているし、青空の下で風に向かって雄々しく立っている。

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