ここ数年まとまった休みがとれたことがないなあなんてぼやいていても仕方がない。
いずれは毎日が日曜日という生活がやってくるんだから。
なんて思いながら数年前の今頃に撮った写真を眺めているとなかなか良い感じの写真があった。
これは函館に行った時のものだ。
ベイ・エリア金森赤レンガ倉庫の目と鼻の先にあったお店だ。
そこには『wa風zakka iroha』という看板と『いろは』と書かれた麻の暖簾。
店舗として利用している和洋折衷のこの古民家は1908(明治41)年に建てられた元海産物問屋。
そのたたずまいがなかなか素晴らしい。
お店の中にも入ったはずだがあまりその記憶はない。
ただ和雑貨が所狭しと並んでいた光景だけは何となく覚えているんだけど…。
多分建物の方に興味がいってしまっていたのだろう。
実は昔から建物を見るのが結構好きなのだ。
多分だけどキッカケはアントニオ・ガウディだったような気がする。
昔々サントリー・ローヤルのCMでガウディの建物が出てきてその不思議な世界に惹かれたんだと思う。
大学卒業の頃にスペインを訪れたのもガウディの建築物を実際に見たかったからだ。
もちろんダリやミロやピカソなどの作品を見たかったこともあるけどメインはやはりガウディだった。
いやいや違うな小学生の頃に行った日光東照宮がキッカケだったかもしれない。
でももしかすると…と他にもいくつかキッカケらしきものが蘇る。
いずれにしても何かに強い衝撃を受けた明確なものはないのかもしれない。
幾つかのことが重なって繋がって好きになったんだろう。
でもまあそれくらいの好きさ加減がちょうど良いのかもしれない。
そんな程良い感じのものがいろいろあるっていうのは結構悪くない。
それってのめり込むほどのものがないとも言える。
でもなんだかそれくらいがちょうど良いと最近は思う。
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